まずフッ素(F)とは…
フッ素は、様々な元素の中でも最も反応性の強い元素です。単体のフッ素(F2)は他の元素と出会うと、たちまちに強い反応を起こし、ガラスや貴金属をボロボロにしたり、水と出会っても炎を上げて燃え始めるなどの結果をもたらします。
これほど激しい性質をもつフッ素ですが、逆もまた真なりで、様々な元素と結びつき、多様な性質をもった化合物に変身することができるのです。
この特性を活かして開発されたのが「フッ素樹脂」。
最近よく聞く「くっつかないフライパン」などフッ素の非粘着性を応用した商品や、耐薬品性を活かして化学プラントのパッキンに使われたり、耐熱性を利用して自動車のブレーキパッドやベアリングパッドに活用されたり、耐候性や難燃性を活かして外装材や電線の被覆などにも応用されています。
フッ素樹脂塗装
塗料の世界も、このフッ素樹脂のもつ特性である「非粘着性」「耐薬品性(酸性雨に強い)」「低摩擦性(雪などが滑り落ちやすい)」「耐候性(紫外線に侵されにくい)」「難燃性(火に強い)」などに注目。現在、外装塗装としてフッ素樹脂塗料が開発され、実用化されています。
そこでPAINT-KUNUGがオススメするフッ素塗料は「ファイン4Fセラミック」です。
従来の性能をはるかにしのぐファイン4Fセラミック
発展途上にあったフッ素樹脂塗料を、より強じんな性能を持ち耐候性に優れ、環境にも配慮した塗料が「ファイン4Fセラミック」(4フッ化フッ素セラミック変性樹脂塗料)です。
それまでは3Fタイプと呼ばれる3フッ化フッ素樹脂が主流。しかし、塩素原子による劣化の弱点が見られ、(塗膜が固すぎる事で割れてしまい、チョーキングや色あせなどを起こすなど)それを防ぐため、塩素原子の替わりに、もう一つのフッ素原子とセラミック変性樹脂(無機系)を加え、3フッ化フッ素の弱点を見事に克服したものが従来の3フッ化フッ素樹脂(3F)の性能をはるかにしのぐ世界初「ファイン4Fセラミック」なのです。
ファイン4F セラミックは、4フッ化フッ素にする事でフッ素パワーを更にアップしました。
フッ素を塗料に採用した理由は、非粘着性に富んだ成分という事です。
先ほどご紹介した「くっつかないフライパン」のようなフッ素樹脂加工により非粘着性を高くして、くっつきにくく使いやすくした商品のように
この原理を塗料にフッ素を取り入れる事で、汚れが付着しにくい塗膜に成功したのがフッ素系塗料です。
しかし、フッ素系塗料には残念ながら難点もあります。
それは、フッ素樹脂は紫外線に弱く相性が悪い事です。
そのため、フッ素系塗料であっても紫外線の影響で完全な非粘着性には導く事が出来ませんでした。
ファイン4Fセラミックは、4種類のフッ素を結合して配合する事で、紫外線を弾き飛ばして効果を発揮させる事に成功しました。
より一掃、汚れが付着しないフッ素系塗膜となり、 高い親水性を発揮します。
従来のセラミック塗料と言えば、汚れが付きやすいのが難点でした。
ファイン4Fセラミックは、セラミック同士を成分の中で結合させる事により、超親水性を発揮させる事に成功したファインセラミック塗料です。
汚れを塗膜に密着させず浮かせるように付着し、雨が降ると塗膜に水膜をコーティングさせるので、汚れを綺麗に洗い流すクリーニング効果を発揮してくれます。
ファイン4Fセラミックはセラミックパワーとフッ素パワーのWのパワーにより、高いレベルの親水性を発揮し雨で汚れを綺麗に流れ落としてくれるファインセラミックス塗料です。
4つのフッ素パワーにより、紫外線の影響をシャットアウトさせてくれます。
4つのフッ素パワーを結合させた事により、一般のフッ素樹脂塗料よりも優れた耐候性を得る事が出来ます。
長持ちする塗料となり、長期に渡って建物を守る事が出来ます。
透湿性が高く快適な室内空間を作る 。
一般的な塗膜は、湿気等の細かい水分を通してしまい、建物内部に蓄積してしまう難点があります。
そんな難点を解消したのが、ファイン4Fセラミックの浸透性塗膜効果です。
浸透性は、サイディングの下地に使う透湿シートのような役目をしてくれると言えば解りやすいと思います。
透湿シートのような透湿性に優れた塗膜なので、外部の雨水や湿気を内部に通しにくくし、内部の不要な湿気を放出してくれる大変機能的な塗料です。
余分な湿気を室内に滞留させずに済むので、カビの増殖や腐食、冬場の結露などを抑え、建物の寿命の長さや家族の健康に役立ってくれます。
従来の塗料の塗り替え頻度と比較すると、半分程度のメンテナンス回数でOKです。
塗装費用は他の塗料と比べると割高になってしまいますが、メンテナンス回数が少ないので、トータルして考えると凄くお得となります。
1度使用するとメンテナンスに手間がかからない、とても便利な塗料です。
外壁塗装は足場代など仮設の面に大きな費用がかかってしまうので、外壁塗装のメンテナンスの回数を減らす事が出来るのは大きなコストダウンと繋げる事が出来ます。
家計に優しく建物を維持していく事が出来るので、大変経済的となります。
ファイン4Fセラミックは、コンクリートやモルタルなどのセメント素地や、鉄面やステンレス、アルミニウムなどの金属面、硬質塩ビ、FRPなどの素材に使う事が出来ます。
建物に使われている外壁材料の殆どに使う事が出来ます。
様々な仕上がりの状態が可能なファイン4F セラミック ファイン4Fセラミックには、様々な塗膜の仕上げを作る事が出来る大変便利な塗料です。
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