こんにちは!
PAINT-KUNUGIのスタッフです。
前回は、「【2024年】外壁塗装で人気の色ランキング」について紹介しました!
家の外壁にコケがついたら、気になりますよね。
コケがつきやすい外壁の環境や、反対にコケがつきにくい外壁もあることをご存知ですか?
今回は、コケから外壁を守る方法についてを紹介していきます。
コケの発生は、風に飛ばされたコケの胞子が壁面や屋根に付着することで発生します。
コケが着床した箇所の湿度と栄養が十分にある環境であれば、簡単に増殖してしまいます。
そのため、温度や雨などで湿度が上がる箇所は繁殖が早く、劣化して防水性が低下した外壁や屋根に含水率が増えるとコケが増えやすくなります。
ではどんな環境だと、外壁にコケが繁殖しやすくなってしまうのでしょうか。
大きく分けると住宅の環境と、外壁材自体の特徴の2つが考えられます。
日当たりが悪いと、外壁表面が乾燥しにくいので、湿度が高くなりコケが増殖しやすくなってしまいます。
例えば、水が近くにあったり、日光が当たりにくい北側などの環境も起因となります。
特に池や川が近くにあったり、隣の家の影になってしまったりする場所はコケが生えやすいです。
風通しが悪いと、先ほど説明したように、外壁表面が乾燥しにくいので、湿度が高くなりコケが繁殖しやすくなります。
エアコンなどの影響で、室内と室外の温度差が生じることで外壁に結露が発生しやすい状態になります。
結露が発生することで、外壁の湿度が高くなってしまうため、コケが増殖しやすくなります。
外壁に塗布してある塗料には防水効果があります。やはり、年月の経過と共にその防水性は薄れていってしまいます。
そのためだんだん外壁が水を弾かなくなり、コケができる要因につながってしまうのです。
外壁材が凸凹の素材だと、平らな状態より水が溜まりやすいため、コケができやすくなってしまいます。
しかし凸凹がある外壁材でも塗料の機能が残っていれば、コケができる可能性は低いので、ほとんどの場合は塗料の効き目が切れ、外壁の防水性が下がっていることが起因します。
コケが繁殖しやすい時期は、胞子が飛ばされるタイミングと連動しています。
コケの種類にも左右されますが、胞子を多く飛ばしている時期はだいたい決まっています。
では、どんなコケの種類があるのか、紹介していきます。
<春から初夏にかけて胞子をまく種類>
タマゴケやヒョウタンゴケがあります。
これらのコケは12月に伸び始め春には蒴柄(さくへい)が伸び、5月頃には胞子嚢が成熟します。
蒴柄とは、造卵器から伸びる胞子体の茎のような部分をいいます
<晩秋から初春にかけて胞子をまく種類>
スギゴケの仲間であるコスギゴケがあります。
10月にはコケが成熟します。
その後、には胞子をまき始め、2月や3月ごろまで続きます。
このように、大きく分けて2種類のコケがあり、コケにとって冬の北風は天敵で、乾燥することで繁殖しにくくなりますが、種類により胞子が飛ぶ時期が異なるので、1年を通してコケが発生することもあります。
そのために定期的なメンテナンス(除去)をしていくのが、コケから外壁を守るポイントです!
外壁のコケを放置し続けると、建物の外観を損なことだけで、「特に影響がないのでは?」「対策をする必要がないのでは?」と思う方もいるかもしれません。
ですが、外壁のコケを放っておくと、コケが増殖するだけではなく、人体や建物に悪い影響が出る可能性があります。そのため、詳しく説明していきます!
外壁にコケが付いてしまうのは、塗膜の防水機能が損なわれるるあるということになります。
さらに水分を保ったコケが付着したままだと、塗膜の機能性がますます低下してしまいます。
そうすると外壁材の中にまで水の侵入が発生したり、腐敗が進んで外壁材がどんどん脆くなったりして、外壁の浮き・膨れ・ヒビ割れなどの劣化が進んでしまうでしょう。
すぐにコケが劣化の原因になるわけではないですが、長い間放置しておくと既に手遅れで多額な補修工事になってしまったということに繋がりかねません。
そのためなるべく気付いたときに対処できるのが好ましいということになります。
コケの放置はアレルギーの原因になる可能性があります。
コケは胞子を飛ばして繁栄します。
胞子は、吸い込むと「アレルギー性皮膚炎」を誘発してしまう危険があります。
またコケはカビを新たに発生させる原因にもなります。
カビは体内に入ってアレルギーを引き起こし、鼻炎や皮膚炎なども起こしかねませんので、コケの放置は健康 害が十分に出ると言えるでしょう。
外壁にコケがついている影響があることを知ると不安になりますよね。
今現在、コケがすでについてしまっている方はどうしたらいいのかについて説明していきます。
外壁の苔を除去する方法には、手作業で作業できる場合と業者に依頼をした方がいい場合があります。
では、詳細について説明していきます。
低い位置で、軽いコケ(薄い黄緑色のようなコケ)の場合は手作業で除去することが可能です。
食器洗い用洗剤を柔らかい布やブラシにつけて優しくこする方法が、一番外壁を傷つける可能性が低いでしょう。
他には塩素系漂白剤の原液を3倍くらいに薄めた液体をコケにかけ、10分ほど放置したあと雑巾やスポンジなどでこするとよく取れるようになります。
ただし、あまり強くこすると外壁自体が傷んでしまうので注意が必要です。
塩素系漂白剤は皮膚に付着したり目に入ったりすると危険なので、作業はレインコートとメガネとゴム手袋をして行いましょう!
また、専用のコケ洗浄剤もあり、おすすめは「ワンステップ・スプレー・クリーナー」や「オスモガーデンクリーナー」になります。
手作業で行っても外壁のコケが除去できなかった場合は、業者に依頼したり、外壁の塗装を変更することおすすめしております。
PAINT-KUNUGIでは、外壁塗装をする前に、必ず外壁を綺麗に洗浄してから塗装を行なっています。
そのため、洗浄だけ実施したとしても、外壁の防水機能が低下している場合は、またコケが付着・増殖してしまうため、外壁塗装の工事を実施することがおすすめです!
では、まずは外壁は変更せずに、コケのみを業者が洗浄する方法を説明していきます。
業者に依頼して外壁のコケを除去する場合、2つの方法があり、高圧洗浄とバイオ洗浄になります。
<高圧洗浄>
高圧洗浄とは、水圧の力を使って手でこすっても取れない頑固なコケを除去できる方法になります。
コケだけでなく、外壁にこびりついた汚れ、藻、カビなども綺麗に落とすことが可能です。
業者による洗浄の中でも費用は比較的安価な除去方法になります。
<バイオ洗浄>
バイオ洗浄とは、洗剤を外壁に吹きかけて、コケを除去する方法になります。
このバイオ洗浄を使うことで、高圧洗浄では落とせないようなコケを根こそぎ浮かせて落とすことができ、さらに外壁を傷つけることなく洗浄が可能です。
ただし費用相場が高圧洗浄と比べると高い傾向があります。
以上のように、日常のメンテナンスがコケの発生を抑えるカギとなりますが、築年数や劣化状態によっては専門家による診断の上、必要に応じて補修・塗装などのメンテナンスを行うことが適切なケースもあります。
10年以上塗り替えをしていない場合や、外壁にひび割れやチョーキング、色あせなどの劣化が発生している場合など、何か気になる症状がある場合には無料相談をご検討ください!
本サイトを運営している外壁塗装の「PAINT-KUNUGI」では、無料相談を受け付けています。
相談をしたからといって、必ず工事を依頼しなければならないということはありません。
また、あきる野市に関東地方最大級のショールームをご用意しております。そのため、お気軽にご相談いただけます。
今回は、コケが外壁に付着する要因やコケができやすい環境、コケの除去方法について紹介しました。
次回は、「外壁にコケが増殖しないための予防策」について詳しく説明していきます!
コケの付着などのちょっとしたお悩みも、外壁塗装はあきる野市にある外壁塗装専門店のペイント クヌギへ是非ご相談ください!
【症例付き】外壁の艶消し塗装のメリット・デメリット徹底解説!
2024年11月10日更新【屋根材の種類を徹底解説】耐久性・価格・デザインで選ぶ賢い選択とは?!
2024年10月9日更新【外壁をコケから守る】外壁のコケができる要因と予防方法について
2024年8月23日更新