シート防水とは?種類・メリット・デメリットを徹底解説!防水シートとの違いも紹介

2025-03-31UP!

こんにちは!

PAINT-KUNUGIのスタッフです。

PAINT-KUNUGIでは、八王子市・あきる野市・羽村市などの多摩地域を中心に地域密着で外壁塗装・屋根塗装を承っております。

弊社では屋根葺き替え工事の際に、防水シートを敷いて雨漏りを防いでいます。

この防水シートは、ルーフィングとも言われており、雨漏り対策では重要な役割を果たしています。

弊社では、ルーフィングという防水シートを使用していますが、シート防止という屋上や屋根の防水対策もあります。

名前は似ていますが、使用している物が異なるため、コストや今後のメンテナンスも変わっていきます。

今回は、名前が似ている「シート防水」について詳しく解説していきます。

 

シート防水とは

シート防水とは、屋上の下地に塩化ビニールや合成ゴムのシートを敷き、一体化させることで雨水や湿気の侵入を防ぐ防水工法です。

広い面積を一度に防水処理できるため、屋上や陸屋根などで多く採用されています。

シートのつなぎ目や端を隙間なく接着することが防水性能を左右するため、施工には高い技術力が求められることが特徴的です。

特に塩ビシート(塩化ビニールシート)は耐久性が高く、ウレタン防水と比べてメンテナンスの手間が少ないことから、人気のある工法になります。

 

<シート防水の工法>

シート防水には、以下の2種類の工法があります。

1. 密着工法

専用の接着剤を使ってシートを貼り付ける工法で、機械を持ち込む必要がないため、バルコニーなどの比較的狭い箇所でも施工が可能です。

 

2. 機械固定工法

専用の機械を使用してシートを固定する工法で、密着工法とは異なり、施工箇所にシートを完全に密着させません。

施工の際には、シートと下地の間に通気緩衝シートディスク盤を設置することで隙間を作り、水蒸気を逃がせるようにします。

このため、すでに漏水が発生している箇所にも施工が可能になります。

機械を使用するため、屋上や広い屋根の施工に適しているため、通常のご自宅での製法というよりは、ビルや商業施設、学校などの広い屋根や屋上での工法となります。

 

シート防水のメリット・デメリット

メリット

シート防水の中でも特に塩ビシート防水は、耐用年数が長くメンテナンスの手間が少ないことが大きな利点です!

<耐用年数の長さ>

  • 塩ビシート防水:12〜18年
  • 加硫ゴムシート防水:10〜12年(5〜8年ごとにトップコートの塗り直しが必要)

その他の主なメリットは以下の通りです。

下地を選ばず施工が可能

  • 既存の防水層が異なる場合でも、その上から施工できる。
  • 他の防水工法のように、前回の防水材との相性による不具合が起こりにくい。

品質のバラつきが少ない

  • 既製品のシートを貼るだけのシンプルな工程のため、施工品質に差が出にくい。
  • ウレタン防水のように材料を混ぜる工程がなく、仕上がりが安定しやすい。

表面が滑らかで汚れにくい

  • 凹凸がないため、汚れが溜まりにくく、掃除も簡単。
  • 水が溜まらず、雨漏りのリスクが低い。

工期が短い&コスト削減

  • 材料を混ぜる・乾燥させる工程が不要なため、工期が短縮できる。
  • 施工時間が短いため、工事費用も抑えられることが多い。

高い防水性能と長寿命

  • シート自体が防水材であるため、長期間にわたり効果を発揮。
  • 適切な施工をすれば20年以上の耐用年数を持つ場合もある。

メンテナンスの手間が少ない(塩ビシート防水)

  • トップコートなしでも耐久性を保てるため、再塗装の手間が不要。
  • 必要なのはシートのつなぎ目の補修程度
  • より耐久性を高めるためにトップコートを塗布することも可能。

 

デメリット

シート防水にはメリットが多い一方で、以下のようなデメリットもあります。

⚠️ 亀裂や穴の影響が大きい

  • シートが一体化しているため、1箇所の損傷が全体の防水性能に影響を及ぼします
  • 定期的な点検と補修が不可欠。

⚠️ 初期コストが高め

  • ウレタン防水と比較して、施工費用が高くなる傾向にある。
  • 質の高い防水シートや機械固定工法を採用すると、さらにコストアップすることもあります。
  • ただし、メンテナンス費用が抑えられるため、長期的にはコストパフォーマンスが良い

⚠️ 複雑な形状の箇所には不向き

  • 凹凸のある場所では施工が難しいため、基本的に平らな面にしか適用できない。

⚠️ 施工技術が必要

  • 接着剤の使用方法やシートの接合部処理など、高い技術力が求められます
  • 温度・湿度などの環境条件に左右されやすいため、経験豊富な職人による施工が不可欠

⚠️ 紫外線による経年劣化(特にゴムシート防水)

  • 塩ビシートは紫外線や熱に強いが、ゴムシートは紫外線に弱く劣化しやすい。
  • 屋上など紫外線を浴びやすい環境では、トップコートの劣化による防水機能の低下に注意が必要。
  • トップコートの寿命は5〜10年程度なので、定期的な補修が必要となります。

 

シート防水は、耐久性が高くメンテナンスの手間が少ない防水工法ですが、初期コストの高さや施工技術の必要性といったデメリットもあります。

  • 広い屋根や屋上には最適(特に塩ビシート防水)
  • 平らな面に適しているが、複雑な形状の場所には向かない
  • 長期的なコストパフォーマンスは高いが、初期費用は高め
  • 施工の際は、経験豊富な職人に依頼することが重要
  • 亀裂や穴が空いてしまった際は、雨漏りなどの影響が大きい

長期的にメンテナンスコストを抑えつつ、確実な防水効果を求めるなら、シート防水は非常に有効な選択肢です。

 

シート防止のメンテナンス

防水工事の目的は、建物の防水性能を維持し、雨漏りを防ぐことです。
雨水の浸入による雨漏りは、室内のクロスに染みを作り美観を損なうだけでなく、建物の躯体を腐食させるリスクがあります。最悪の場合、建物の構造そのものに深刻なダメージを与えることもあります。

弊社のもとにも、新築から10年以上経過した建物で、防水効果の低下や雨漏りの発生に関するご相談が多く寄せられます。
そこで今回は、シート防水においてメンテナンスが必要となる主なケースについて解説します。

1. 紫外線による経年劣化

塩ビシートは紫外線や熱に強いですが、ゴムシートは紫外線に弱いとされています。
特に、近年では平均気温の上昇から日光を長時間浴びる屋上では、ゴムシート防水にとって過酷な環境になります。

紫外線による劣化を防ぐために、施工時にトップコートを塗布することがあります。
しかし、トップコートの寿命は5〜10年程度のため、塗膜が剥がれると防水シートが直接紫外線を浴び、劣化が加速させてしまいます。

 

2. 可塑剤の気化による塩ビシートの劣化

塩ビシートは、塩化ビニルに可塑剤を加えて柔軟性を持たせた素材です。
可塑剤の働きにより、シートが柔らかく加工しやすくなっています

しかし、時間の経過とともに可塑剤が気化し、塩化ビニル本来の硬さを取り戻すことでシートが硬化し、ひび割れを起こしやすくなるのです。

例えば、古くなった輪ゴムが弾力性を失い、伸ばすとちぎれてしまう現象と同じです。
この可塑剤の気化による劣化を防ぐためには、適切な保護処理や定期的な点検が必要となります。

 

3. 飛来物による損傷や鳥害

シート防水に使用されるシートの厚みは、

  • ゴムシート:1.2mm〜2.0mm程度
  • 塩ビシート:1.5mm〜2.5mm程度

と、比較的薄いため、強風や台風による飛来物や柵の倒壊によって破損する可能性があります。

特に、ゴムシートは薄いため、鳥のくちばしによるついばみによる損傷(鳥害)が発生しやすいことが知られています。

そのため、定期的な点検と必要に応じた補修が不可欠です。

 

4. 防水シートの結合部分(ラップ部分)の劣化

シート防水の最も注意すべきポイントの一つが「結合部分(ラップ部分)」です。

シート自体の防水性能が高くても、結合部に不具合が生じると防水効果が著しく低下します。
結合部の劣化の原因には、以下のようなものがあります。

  • 経年劣化による接着力の低下
  • シートの収縮・膨張による剥がれ
  • 施工時の接着剤の塗布量不足やムラ
  • 適切なオープンタイムを確保しなかったことによる接着不良

オープンタイムとは?
接着剤を塗布してから実際に貼り付けるまでの待ち時間のこと。
適切なオープンタイムを確保しないと、接着力が十分に発揮されず、剥がれの原因になります。

対策
結合部の定期的な点検を行い、剥がれが見られる場合は早急に補修を依頼しましょう。

 

5. 立ち上がり部分やドレン周りなどの端部の劣化

シート防水はシートを敷設する施工方法のため、必然的に端部分(エッジ部分)が存在します。

特に、「パラペットの立ち上がり部分」「ドレン周り(排水部分)」

などの末端部分は、シートの接着不良や劣化による漏水リスクが高くなります。

点検時のチェックポイント

  • シートの端部処理が適切に行われているか
  • パラペットの笠木部分の劣化や、雨仕舞(防水処理)が適切に機能しているか

定期点検で異常がないか確認し、問題があれば早めの補修が重要です。

定期的な点検と適切な補修を行うことで、シート防水の耐用年数を延ばし、建物を雨漏りから守ることができます。

早めのメンテナンスを心がけ、安心して長期間使用できる環境を維持しましょう。

 

弊社が実施している「ルーフィング(防水シート)」とは

ルーフィングとは?
ルーフィング(下葺き材)とは、屋根材の下に敷く防水シートのことです。雨水が屋根内部(屋根裏)に侵入せず、外(軒先)へ流れるようにする役割を果たします。

住宅の屋根の防水性能は、ルーフィングに大きく依存していると言っても過言ではありません。外から見えないため、重要視しない工事会社も少なくありませんが、ルーフィングは雨漏りをはじめとするさまざまなリスクから住まいを守る重要な役割を担っています。

ルーフィングの種類と特徴
一般的な住宅では、アスファルトや改質アスファルト製のルーフィングが使用されています。しかし、ルーフィングにも屋根材と同様にさまざまなメーカーや種類があり、耐用年数の長い高グレードのもの、屋根カバー工法に適したもの、さらには遮熱効果が期待できるものなどがあります。

屋根材とルーフィングの関係
ルーフィングが適切に施工され、劣化していなければ、屋根材がどれほど劣化していても雨漏りは発生しません。

ただし、屋根材が割れていたり防水性能が低下していたりすると、その分ルーフィングに負担がかかり、劣化が早まってしまいます。

屋根を長持ちさせるためには、屋根材とルーフィングの両方がしっかりと機能していることが重要です!

どちらも適切に維持・管理することで、大切な住まいを雨から守ることができます。

 

まとめ

今回は、弊社で使用している防止シートに似ている名前の「シート防水」について紹介しました。

防水シートもシート防水も名前は似ていますが、施工内容や材料は異なります。

屋根の工事をする際にどちらの方がより住宅を綺麗に保てるのか、今後のメンテナンスの費用がかさまないのはどちらかなど、専門家に相談したり、調べてみてはいかがでしょうか。

弊社では、どのようなご自宅でも無料でご相談を承っております。

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