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PAINT-KUNUGIのスタッフです。
外壁塗装に使う塗料には、艶のあるタイプ(艶有り)と艶を出さないタイプ(艶消し)のものがあります。
また、艶有りの事をグロス、艶消しの事を艶無しやマット仕上げとも言います。
外壁の塗装でお家を高級感のあるシックな印象にするなら、艶消し塗料を選択するという手があります。
艶を抑えた塗料を使うことで、塗りたてのピカピカ感を抑え、外壁や屋根を落ち着いた印象に仕上げることが出来ます。
外壁塗装を検討される際に、艶の有無をどうするかで、見た目・メンテナンス性に大きく関わる重要なポイントになります。
今回は「外壁の艶消し塗装」について、どんな特徴があるのか、メリット・デメリットを詳しく解説していきます!
外壁の「艶消し塗装」とは、光の反射が少なく表面が光沢が少ない仕上がりになる塗料のことです。
「マット仕上げ」とも呼ばれる艶消し塗料は表面の輝きが抑えられるため落ち着いた上品な仕上がりになるのが特徴です。
艶の有無は、塗料に含まれる成分によって調整でき、艶消し塗料では光沢成分を抑えているため、塗装後も落ち着いた仕上がりになります。
艶には5段階の種類があり、一般的に以下のように分けられます。「艶有り」「7分艶」「5分艶」「3分艶」「艶消し」の5段階に分類されます。
艶消し塗装は、光が反射しないため落ち着いた見た目となり、自然な質感や高級感を演出したい場合に選ばれることが多いです。また、塗装後の住宅が周囲の風景に溶け込みやすく、派手さを抑えた仕上がりが魅力です。
下記の画像が実際に弊社で施工を行なった外壁になります。
艶消し塗装を選ぶことには、以下のようなさまざまなメリットがあります。
① 自然な外観と高級感
艶消し塗装は光を反射しないマットな仕上がりになるため、外壁が自然な風合いを持ち、建物全体に落ち着きと高級感になります。
新築時やリフォーム時に「周囲の景観と調和させたい」「派手さを抑えた上品な印象にしたい」といった場合に最適です。
特に和風建築やナチュラルなデザインのお家には、艶消し塗装がよく似合います。
② 傷や汚れが目立ちにくい
艶消し塗装は光の反射が少ないため、小さな傷や汚れが目立ちにくいというメリットもあります。
艶あり塗装では傷が反射光で強調されることも多いですが、艶消しなら目立ちにくく、メンテナンスの頻度が少ない方や汚れを気にする方にとってはメリットといえます。
③ 建物の落ち着いた雰囲気が出せる
艶消しの仕上がりは外観をシンプルで落ち着いた印象にするため、周りの景観と調和しやすく、住まいの雰囲気を引き立てるのが特徴です。
例えば、白やグレー、ベージュなどのナチュラルな色と艶消しを組み合わせると、住み心地の良い落ち着いた外観を作りやすくなります。
一方、艶消し塗装には以下のようなデメリットもあるため、選択する際には注意が必要です。
① 耐候性・耐久性がやや低い
艶あり塗装と比較して、艶消し塗装は耐候性や耐久性がやや劣るとされています。
艶あり塗料には紫外線を反射する性質があるため、塗膜の劣化を防ぎやすいですが、艶消し塗料はその反射性が少ないため、紫外線の影響を受けやすくなります。
その結果、艶あり塗料よりも色褪せやチョーキング現象(粉が吹いたような状態)が早めに起こりがちです。
② 汚れが付きやすい場合もある
艶消し塗料は、表面がややざらつきやすく、汚れが付着しやすいというデメリットがあります。
特に雨だれや埃などが溜まりやすい場所では、汚れが目立つ場合もあります。
近年では、汚れが付きにくい艶消し塗料も開発されていますが、基本的には定期的なメンテナンスが求められます。
③ 手入れが難しい場合がある
艶消し塗装は傷がついたり、部分的に剥がれたりした場合の補修が難しいことがあり、艶あり塗料は光沢感を利用して補修を目立ちにくくできることが多いですが、艶消しの場合は部分的な補修がしにくく、補修部分が目立ってしまう可能性があります。
全体的に塗り直しが必要になるケースも多いため、コストや手間が増える場合があります。
艶消し塗装は、以下のような住宅や条件に特に向いています。
・和風やナチュラルテイストの住宅
艶消しは光沢がないため、和風やナチュラルテイストの家にぴったりです。
光沢の少ない仕上がりは、周囲の自然や庭との調和が取りやすく、風景に馴染みやすい外観を実現します。
・地域の景観を重視する場合
歴史的な建物や風致地区など、地域の景観を損なわない外観が求められる場合には、艶消し塗装のマットな質感が好まれる傾向にあります。
街並みと調和する落ち着いた仕上がりは、住宅地全体の統一感を保ちやすく、住む人々にも良い印象を与えてくれます。
・汚れが気になる方
艶消し塗装は汚れが目立ちにくいため、外観を長くきれいに保ちたい方には向いています。
ただし、汚れがつきやすい一面もあるため、防汚効果のある艶消し塗料を選ぶとさらに効果的です。
艶消し塗装を検討する際には、以下のポイントに気をつけると、より満足のいく外壁塗装が実現しやすくなります!
① 防汚性や防藻・防カビ効果がある塗料を選ぶ
艶消し塗装の弱点である汚れの付きやすさをカバーするために、防汚性や防藻・防カビ効果のある塗料を選ぶと良いでしょう。これにより、雨だれやカビ、コケの発生を抑えることができ、外観を美しく保つことができます。
② 耐久性の高い塗料を選ぶ
艶消し塗料は紫外線にやや弱い点がありますが、耐候性の高い塗料を選ぶことでその問題を軽減できます。
近年では、艶消しでも耐久性の高い塗料が増えており、長期間美しい仕上がりを維持できるものも登場しています。
信頼性のあるメーカーの塗料を選ぶことが、長持ちする塗装に繋がります。
今回は、外壁の艶消し塗装のメリット・デメリットについて紹介しました。
近年では、耐久性の高い艶消し塗料も増えているため、実際にお見積りの際にお問合せください。
マット仕上げにすることによって、落ち着いた上品な印象や高級感のある住宅になります。
メリットやデメリットもあるので、PAINT-KUNUGIにご不明点があれば、ぜひお尋ねください!
PAINT-KUNUGIでは、お客様の希望をお伺いしてから、最適な施工プランをご提案しております。
また、お見積もりはお電話・こちらの項目を入力していただくことも可能です。無料でお見積もりしております!
屋根や外壁でお困りのことがございましたら、是非お気軽にご相談ください♪
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