こんにちは!
PAINT-KUNUGIのスタッフです。
PAINT-KUNUGIでは、八王子市・あきる野市・羽村市などの多摩地域を中心に地域密着で外壁塗装・屋根塗装を承っております。
春の訪れと共に、気温が上がり虫たちが活発に動き出す季節がやってきました!
外壁の色で虫が集まりやすいということをご存知でしたか?
実は、適切な塗料と色を選ぶことで、虫を寄せ付けにくい家づくりが可能になります。
特に外壁に関しては、色や素材によって虫が集まりやすくなることがあるため、外壁の色選びには注意が必要です。
例えば、明るい色や特定の色は虫を引き寄せる原因となりやすく、家の外壁にとっては予想以上に大きな影響を与えることも…。
虫が集まることで、外壁の劣化や害虫の侵入といった問題が発生する恐れもあるため、安全安心に生活するためには、外壁の色も重要なポイントになってきます。
そこで、今回は「虫が寄りにくい外壁の色」や「虫対策に効果的な防虫対策」をご紹介いたします。
外壁の色を上手に選び、虫を寄せ付けない家づくりを実現していきましょう。
外壁に虫が寄ってくる理由はさまざまですが、主に「ニオイ」と「色」の2つの要素が大きく関係しています。
これらの要因を詳しく見てみましょう。
① 塗料のニオイ
虫の中には、触覚でニオイやフェロモンを感知し、食べ物や生き物を見分ける種類がいます。
このような虫は、塗料に含まれるシンナーやトルエンといった成分に反応し、寄ってくることがあるため、塗装中や乾燥中に虫が付着すると、外壁に黒い斑点ができることがあるため、ニオイが強い塗料を使用する際は注意が必要になります。
② 外壁の色
虫は、花や植物に似た色や紫外線を反射しやすい色に引き寄せられる傾向があります。
バイオメカニズム学会誌の「光に対する昆虫の反応とその利用技術」によると、ガや一部の甲虫は、紫外線を多く放出する光源に引き寄せられることが確認されています。
虫は、波長約360nm(ナノメートル)前後の光、つまり紫外線に反応しやすい生き物です。
夜の外灯に小さな虫が集まるのは、蛍光灯が紫外線を発しているためです。
明るい色の外壁は、紫外線を多く反射するため、虫が寄ってきやすい状態になります。
特に、白に近い色や淡い色の外壁材、塗料を使用している場合、虫が寄る原因となる可能性があります。
<注意が必要な色 まとめ>
これらの色は、虫が植物や紫外線を勘違いして寄ってくる原因となります。
黄色や緑、オレンジなどの色に集まりやすい理由は、早春から活動を始める昼行性のハエやハチなどの虫は、黄色に多く集まる性質があります。
日本の春に咲く花に多い色は、黄色です。
虫の活動によって受粉を行うため、花の香りや蜜に加えて、黄色い色で虫を誘引していると考えられます。
そのため、黄色または黄色に近いクリーム色などの外壁は、虫が集まりやすいとされています。
害虫の被害に悩んでいる場合は、上記の色を避けて外壁を塗装することをおすすめしています。
最近では、外壁塗装による虫対策が注目を集めています。
一見すると不思議に思えるかもしれませんが、特殊な塗料や色使いによって、虫を寄せ付けにくい環境を作り出すことが可能です。
ここでは、虫対策の仕組みと効果について詳しく解説していきます。
虫対策に効果的な外壁塗料には、特殊な成分や光の反射を利用した技術が使われています。
ピレスロイド系の殺虫成分や忌避成分は、虫の神経系に作用し、接触や接近を避ける効果を発揮します。
即効性があり、微量でも効果を示すのが特徴です。特殊成分によって虫の行動を制御し、家への接近を抑えることで、効果的な虫対策となります。
また、特定の波長の光を反射する塗料も、虫の接近を防ぐ効果があり、虫は特定の波長(特に紫外線)に引き寄せられる性質があるため、これを反射させることで、虫を遠ざけることが可能です。
虫対策に効果的な外壁塗料は、主に以下の3種類に分類されます。
塗料選びを工夫することで、虫対策と外壁保護を両立することが可能です。
家の状況や環境に応じて、最適な塗料を選びましょう。
防虫塗料は、乾燥後は無色透明になるため、さまざまな外壁色に対応できるのも大きなメリットです。
外壁だけでなく、玄関や窓、天井付近など屋内にも使用できるため、害虫に悩んでいる方には室内への活用もおすすめします。
「まだ外壁を塗り替えるタイミングではない」という場合は、市販されている外壁用の虫除け剤を活用するのも一つの手です。ホームセンターやECサイトで手軽に購入することができます。
シリコン系塗料
耐久性が高く、表面が滑らかで虫が留まりにくい特性があります。
さらに光沢感があり汚れが付きにくいため、虫が好む環境を作りにくいのが特徴です。
防虫対策以外にも、美観を保ちやすいメリットがあります。
フッ素系塗料
非常に耐久性が高く、外的要因に強いため、長期間虫の侵入を防ぎます。
表面が滑らかで清掃も容易なため、美しい外壁を維持しながら害虫リスクを減らすことができます。
また、防虫効果を持つ特別な成分(シトロネラ油やレモングラスなどの天然成分)を添加した塗料も存在します。
自然素材を活用した塗料は、虫を遠ざける効果が期待でき、安心して使用できる点も魅力です。
最近では、環境に配慮した「無添加」「低VOC(揮発性有機化合物の少ない)」の塗料も増えてきており、特に小さなお子様や敏感な方がいる家庭では、こうした塗料の使用することをおすすめしています。
虫が認識・反応しにくい色の塗料を使用することも、効果的な虫除け対策です。
多くの虫は明るい色や暖色系を好む傾向があり、特に黄色や白には強く引き寄せられることが知られています。
これは、花や果実などの餌を連想させるためです。
一方で、黒や緑といった寒色系は、紫外線の反射率が低く、虫にとってあまり魅力的でないため、比較的寄り付きにくいとされています。ただし、虫の種類によって好む色が異なる場合もあるため、注意が必要です。
虫対策の観点からは、明るすぎない落ち着いた色調を選ぶのがポイントです。
特に、黄色や白を広い範囲で使用するのは避けましょう。
特に以下の色は、虫が集まりにくいとされています。
この中でも、グレー、ベージュ、ライトブルーは特におすすめです。
グレーは紫外線の反射率が低く、虫を寄せ付けにくい色として知られています。
ベージュは落ち着いた中間色で、虫を引き寄せにくい上に、周囲の景観にもよくなじみます。
ライトブルーは、明るすぎない淡い色調を選べば、虫を寄せ付けにくく、街並みにも調和しやすいでしょう。
これらの色は、虫対策に効果的であるだけでなく、外壁に落ち着いた印象を与えることができます。
さらに、グレーやブラウンは汚れが目立ちにくいため、メンテナンスの手間を減らしたい方にもおすすめです。
もちろん、外壁の色選びは虫対策だけでなく、周辺環境との調和や個人の好みも考慮することが大切です。
専門家のアドバイスも参考にしながら、バランスの取れた色選びを心がけましょう。
水性塗料を使う
虫はニオイに敏感であり、油性塗料に含まれるシンナーやトルエンに引き寄せられます。
そのため、これらの成分を含まない水性塗料を選ぶことで、防虫効果を得ることが可能です。
水性塗料には「金属に密着しにくい」「寒冷期や多湿環境での施工に注意が必要」といったデメリットもありますが、耐久性については油性塗料と大きな差はなく、安心して使用できます。
電灯をLEDライトに変える
虫は紫外線に反応するため、住宅の灯り選びも重要です。
紫外線を多く発する蛍光灯ではなく、紫外線をほとんど出さないLEDライトに切り替えるだけでも、虫の寄り付きが大幅に減ることがあります。
外壁だけでなく、照明にも気を配ることで、より効果的な虫対策をすることができます。
外壁に虫が複数発生している場合は、被害が拡大する前に早めに対処することが大切です。
虫が寄ってくるときの対処法は、以下の3つを参考にしてください。
すぐに虫を駆除したい場合は、虫除けスプレーの使用が効果的です。
ホームセンターやドラッグストアでは、駆除したい害虫に合わせたスプレーを購入できます。
なかでも「IGR剤」を含む虫除けスプレーは、成虫だけでなく幼虫や卵にも効果があり、安全性を重視する方にもおすすめです。
ただし、外壁用の虫除けスプレーであっても、使用箇所が変色したりシミができたりする可能性があるため注意が必要となります。使用する際は、まず目立たない部分で試してから本格的に使いましょう。
外壁に虫が大量に集まっている場合、周辺環境に発生原因が潜んでいる可能性があります。
以下の点を確認してみましょう。
家の周りに物が多く置かれている
家の周りに物が多いと風通しが悪くなり、湿気がこもりやすいため、虫が発生しやすい環境となっていることが多いため要チェックのポイントです。
虫の発生場所を特定したら、駆除と併せて環境改善にも取り組みましょう。
ベランダなどの排水口が汚れている
雨水が流れるベランダなどの排水口にゴミが溜まると、湿気を好むチョウバエなどが発生しやすくなります。
チョウバエは越冬し、大量の卵を産むため、室内に侵入すると大きな被害につながることもあります。
虫が多いと感じたら、排水口周辺もチェックし、定期的な清掃を心がけましょう。
ガーデニングの土に虫の卵がある
庭でガーデニングをしている場合、土に虫の卵が混入していたり、水はけの悪い土が虫の産卵場所になっていたりするケースがあります。湿った環境を好む虫にとって絶好の場所となるため、使用する土の管理にも注意が必要です。
外壁塗装会社に相談する
虫除けスプレーの使用や発生原因の解決を試みても被害が収まらない場合は、外壁の専門家である外壁塗装会社に相談するのも一つの方法です。
外壁の色や塗料に問題がある場合、防虫効果のある塗料を塗ったり、外壁の色を変更したりすることで、虫の被害を軽減できる可能性があります。
自己判断だけで無理に対処しようとせず、専門家のアドバイスを受けることで、より確実な対策ができるでしょう。
外壁塗装による虫対策について、多くの方が疑問や不安を抱えています。
よくある質問と回答をご紹介します。
安全性や費用面など、気になる点について詳しく解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
【Q1】虫対策塗料は人体に安全ですか?
【A1】一般的に、外壁用の虫対策塗料は人体への影響が少ないよう設計されています。
塗装時や乾燥時には、十分な換気を心がけましょう。
また、虫対策塗料の安全性は、正しい使用方法と定期的なメンテナンスによって保たれるため、専門家に適宜相談していきましょう。
心配な場合は、メーカーや専門家に相談することをおすすめします。
特に、ペットや小さなお子様がいるご家庭では、塗料が完全に乾くまで接触を避けるなど、十分な配慮が必要です。
使用する塗料の注意事項をよく確認し、適切に対応しましょう。
【Q2】虫対策塗料は通常の塗料と比べて高いですか?
【A2】虫対策塗料は、特殊な成分や技術が使用されているため、一般的な外壁塗料よりも価格が高めです。
平均して20〜30%程度高くなることが多いといわれています。
ただし、虫対策効果に加え、外壁の保護効果も期待できるため、長期的に見るとコスト面でもメリットが大きいでしょう。
虫による被害の軽減、外壁の長寿命化、メンテナンス頻度の低減などを考慮すれば、コストパフォーマンスは決して悪くありません。
家の状況や予算に応じて、最適な選択をすることが大切です。
PAINT-KUNUGIでは、無料で見積もりやカラーシミュレーションをお試しいただけますので、費用面が気になる方もぜひご相談ください。
今回は、外壁塗装の虫対策について紹介しました。
外壁の色や塗料によって、防虫対策ができることをご存知ない方もいらっしゃたのではないでしょうか。
外壁塗装による虫対策は、適切な塗料と色の選択によって効果的に実現できます。
防虫成分を含む塗料や光触媒塗料、遮熱塗料などを活用し、虫を寄せ付けにくい落ち着いた色調を選ぶことがポイントです。
主要部分には虫対策効果の高い色を使い、アクセントとして好みの色を取り入れることで、美観と機能性を両立させることも可能です。
虫対策だけでなく、外壁の保護や省エネ効果も期待できる外壁塗装は、快適な住環境づくりの重要な要素といえるでしょう。
快適な住環境づくりの一環として、外壁塗装による虫対策を検討してみてはいかがでしょうか。
あきる野市にある「PAINT-KUNUGI」では、地域最大級の体験型ショールームをご用意しています。
実際の外壁の色見本や、わかりやすい資料を取り揃えており、カラーシミュレーションを実施することが可能です。
外壁塗装をお考えの方は完全無料でお家の外壁状況の診断・見積もりを行っておりますので、ぜひお気軽にご相談ください。
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