こんにちは!
PAINT-KUNUGIのスタッフです。
屋根塗装は、家の外観を美しく保つだけでなく、家そのものを長持ちさせるための重要なメンテナンスです。
特に、日本のように四季があり、気候の変化が激しい地域では、屋根が受けるダメージは少なくありません。
紫外線や雨風による劣化を放置すると、防水性能が低下し、最悪の場合は雨漏りや構造の劣化を引き起こすこともあります。
そのため、定期的な屋根塗装は見た目の美しさを保つだけでなく、建物全体の耐久性を高め、資産価値を維持するために欠かせないメンテナンスになります。
しかし、いざ屋根塗装を検討するとなると、
「費用はどれくらいかかるのか?」
「どの塗料を選べばよいのか?」
「業者選びのポイントは?」といった疑問が次々に浮かぶのではないでしょうか。
屋根塗装には適切な相場があり、それを知らずに業者を選んでしまうと、割高な費用を支払ったり、逆に安すぎる価格で十分な施工を受けられなかったりするリスクがあります。
この記事では、屋根塗装にかかる費用の相場を具体的に解説するとともに、形状や材質、劣化状況といった費用を左右するポイントについて詳しく説明します。
また、雨漏りなどのトラブルを防ぐための注意点や、費用を抑えるためのコツについても触れていきます。
これから屋根塗装を検討している方にとって、施工計画を立てる際の参考になれば幸いです!
屋根の塗装を考えるときに、サイトを見ると「屋根塗装」と「屋根葺き替え」のプランが一緒に提示されている場合を見かけることがあると思います。
この時に何が違うのか悩みますよね!
そのため、まずは「屋根塗装」と「屋根葺き替え」の違いについて簡単に解説していきます。
<屋根塗装>
既存の屋根材の表面を塗料で塗り直し、屋根の防水性や耐候性、美観を回復させるためのメンテナンス作業です。
屋根に塗膜を作ることで紫外線や雨風から屋根材を保護し、劣化を予防します。
<屋根葺き替え>
屋根材の劣化がひどく、屋根下地の広範囲まで雨漏りが進行している場合に実施します。
既存の屋根材を撤去し、新しい屋根材に取り替える工事です。
屋根材だけでなく、防水シート(ルーフィング)も交換するため、屋根全体を変更する場合に実施する施工になります。
屋根葺き替えでは、屋根材と防水シートを変更するため、屋根塗装より高価になってしまいます。
雨漏りや屋根材が劣化していない場合は、「屋根塗装」のみの施工プランで大丈夫になります。
もし、雨漏りや屋根材の劣化がある場合は、屋根葺き替えが必要になるため、そうなる前に予防的にメンテナンスをすることをおすすめしております!
屋根塗装の相場は、30坪のお家で40万〜60万円程度が一般的と言われています。
しかし、上記の費用はあくまで相場です。
屋根塗装の費用は「塗装する建物の面積(以下、塗り面積)」や「塗料の種類」、「屋根の形状や材質」、「劣化症状」「施工業者」によって異なります。
<屋根塗装の費用相場の内訳>
30坪のお家で40万円〜60万円の屋根塗装の費用相場は、主に以下の4つの費用項目で構成されています。
これらの費用がそれぞれどのくらいの割合で発生するのか、どういった目的で使われる費用なのかをご紹介します。
塗料代は、工事費用全体のうち約2割〜3割を占め、使用する塗料の材料費で構成されています。
屋根塗装で使用される塗料には、ウレタン塗料・シリコン塗料・フッ素塗料などの種類があり、それぞれの塗料で耐用年数や費用単価が異なります。
グレードの高い塗料を選ぶと塗料が長持ちするので塗り替え回数が少なく済みますが、その分だけ一回あたりの塗料代は高額となります。
塗料代の計算では、使用する塗料の平米単価と、屋根の面積を掛けて計算することが一般的です。
屋根の面積が約100m2、塗料の平米単価が2,000円だった場合には、「100m2 × 2,000円 = 20万円」が塗料代の目安となります。
屋根塗装における足場代は、職人の方が高所で安全に作業するために欠かせない費用であり、工事費用全体のうち約2割を占めます。足場代は、足場を設置する面積によって変動するため、高さのある建物ほど費用が高額になる傾向があります。
建物の外周・高さをもとに計算した設置面積に対して、足場の平米単価である約800円〜1,200円を掛けることで、足場代を算出します。
なお、屋根の勾配が急な建物の場合、外周に設置する足場とは別に、屋根に設置する屋根足場が必要となることがあります。
屋根足場の設置にかかる費用は、通常の足場代とは別途請求させるため、相場よりも高額になりやすい点に注意しましょう。
屋根塗装で発生する人件費・工事費は、塗装業者による現地調査や塗装作業、アフターサービスといったサービスを受けるために欠かせない費用で、工事費用全体のうち約3割を占めます。主な工事費の内訳として、高圧洗浄代や養生代、軒天や雨どいを同時に塗装する場合の付帯塗装工事費用が挙げられます。
上記の費用に含まれない料金は、その他の費用として計上され、費用全体の約2割〜3割を占めます。業者からの見積書では「諸経費」としてまとめられていることが多く、内訳には廃材の処理費用や現場管理費、交通費・駐車場代などが含まれます。もし諸経費の金額が費用全体の3割を上回るようであれば、具体的な内訳を業者に問い合わせてみると良いでしょう。
屋根の形状は施工のしやすさに直結します。シンプルな切妻屋根は作業が容易で費用を抑えられる一方、寄棟屋根や入母屋屋根など、複雑な形状の場合は手間がかかるため費用が高くなる傾向があります。また、急勾配の屋根は安全対策が必要となるため、追加の費用が発生することもあります。
材質によって塗料の種類や施工方法が異なり、これも費用に影響します。例えば、スレート屋根は比較的安価で施工が可能ですが、瓦屋根や金属屋根は特殊な工程が必要な場合があり、費用が高くなることがあります。
材質 |
特徴 |
スレート屋根 |
一般的で軽量、コストパフォーマンスが高い |
瓦屋根 |
耐久性が高いが重いため手間がかかる |
金属屋根(ガルバリウム鋼板など) |
軽量で耐久性が高い、錆びのケアが必要 |
トタン屋根 |
古い建物に多いが錆びやすい |
劣化が進んでいる屋根では、塗装前に補修作業が必要になることがあります。ひび割れ、錆び、瓦の破損、カビやコケの発生などが主な症状です。これらの補修費用は相場に加えて追加費用として見積もりされるため、事前に確認が必要です。
塗料は価格と耐用年数が比例することが多く、どの塗料を選ぶかが全体の費用に影響します。
塗料の種類 |
耐用年数 |
アクリル塗料 |
5~7年 |
ウレタン塗料 |
7~10年 |
シリコン塗料 |
10~15年 |
フッ素塗料 |
15~20年 |
無機塗料 |
20年以上 |
屋根の劣化を放置すると雨漏りが発生するリスクが高まります。雨漏りが起こると、塗装だけでは対応できず、防水シートや屋根材の交換が必要になることがあります。
雨漏りが発生した場合、修繕費用は10万~50万円程度になることが多く、場合によってはそれ以上になることもあります。早めの塗装と補修が、トラブルを未然に防ぐポイントです。
業者によって見積もり内容が異なるため、少なくとも3社以上に見積もりを依頼して比較しましょう。その際、金額だけでなく、使用する塗料や施工内容を確認することが重要です。
初期費用は高くても、耐用年数の長い塗料を選ぶことで、結果的に費用を抑えられることがあります。特に、フッ素塗料や無機塗料は長期的にコストパフォーマンスが良い選択肢です。
業者によっては、閑散期(夏や冬)に割引キャンペーンを実施している場合があります。タイミングを見計らって依頼するのも効果的です。
劣化が進む前に塗装を行えば、追加の補修費用を抑えることができます。定期的な点検を行い、早めの対策を心がけましょう。
下記の画像が弊社の屋根塗装の費用になっております。
こちらからもご確認いただけます。
無料でお見積もりも行っておりますので、お気軽にお問い合わせくださいませ。
今回は屋根塗装の費用相場について解説しました。
屋根塗装は、家の美観を保つだけでなく、耐久性や防水性を向上させるために必要不可欠な作業です。費用は屋根の形状や材質、劣化症状、塗料の選択によって大きく変動しますが、適切な施工とメンテナンスを行うことで、家全体の寿命を延ばし、将来的な修繕費用を抑えることができます。
雨漏りなどのトラブルを未然に防ぐためにも、定期的な点検と早めの塗装を心がけ、信頼できる業者に依頼することが大切です。この記事を参考に、屋根塗装の計画を立ててみてください!
PAINT-KUNUGIでは、お客様の希望をお伺いしてから、最適な施工プランをご提案しております。
また、お見積もりはお電話・こちらの項目を入力していただくことも可能です。無料でお見積もりしております!
屋根や外壁でお困りのことがございましたら、是非お気軽にご相談ください♪
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