ALC外壁やモルタル外壁などの一戸建てでは
地震や地盤の動きに建物が追従できなくなり
ひび割れ(クラック)や塗膜剥がれが発生します
地盤が弱い地域や地震が多い地域などは
新築購入後でもあまり時間が経たずに
クラックが起こるケースが多いです
また
クラック補修後せっかく塗装を施しても
本当にきちんと手順を踏んでクラック補修をして
下地調整をしてから塗装をしなければ
またすぐに同じようにクラックが
生じてしまうこともございます
今回S様邸の外壁の痛みは酷く
通常の3回塗りの仕様だと
数年は綺麗な状態を保てても
15年20年25年と耐久性を持たせるのは
非常に厳しい状態になっていましたので
外壁4回塗り工法を使用させて頂きました
クラック補修後下塗り材を1回施し
下塗り2回目ではもちもちと弾力のある
レナフレンドという専用の塗料
をたっぷり厚みを付けて塗装させて頂きました
マスチックローラーという
専用のローラーで塗装していきます
マスチックローラーとは・・・
スポンジを固くしたような
素材で穴がぽつぽつあいています
実際に手に取るともっと網目がございます
こちらのローラーを使用すると
厚みが出せるとともに塗装肌のパターン付けができます
いわゆる手塗りで行う厚塗り施工方法です
凸凹のパターンが手塗りでできますので
飛散することなく効率良く厚塗りすることができます
レナフレンドは弾力性のあるゴム性の下塗り材です
ひび割れによる雨漏りなどを防ぐ効果が非常に高い材料です
今回のS様邸のようにクラック補修を多くしている場合
再発防止の意味と雨漏り防止の意味を兼ねて使用することが多いです。
この凸凹模様が
波型模様と厚みが伸縮してひび割れを防いでくれます